2010-01-01から1年間の記事一覧

2010年を振り返る

2010年はどんな年だったか。 修士論文と社会人1年生という大きなくくりが出来る。 修士論文は設計者として4月を迎えた自分にとって、建物が使われる現場の一端を知るという意味でいい経験になった。この経験が直接活かされる機会があるかどうかわからない…

嗜好ーtrekkingー六甲山ー石切道・シュラインロード

仕事が休みの木曜日がは六甲山を登りに行った。 そこに山があるから登るんです。 自宅からとても近い距離に六甲山というちょうどいい山があるんだから、登るしかないよね。 ということで登ってきました。 石切道という。その名の通り、石切り場になっている…

一時の恥

仕事を始めると、聞くは一時の恥うんたらかんとか。を身近に感じます。 わからないことだらけなんだから、聞かないと物事が進まない。考えていても答えが出ないってことも多い。 そういうことを自分はがんがん出来るタイプだと思っていたけれど、やっぱり自…

ピーターライス自伝

「ピーターライス自伝」を読んだ。 ピーターライスの説明は他に譲る。構造エンジニアですよね。 関空の構造を設計した人でもある。 この本に書かれていることはピーターライスという人のほんの一部に過ぎないのだろうけれど(日本語訳だし)エンジニアリング…

マザーウォーター

マザーウォーターを見ました。説明不要なくらい有名な作品であり、監督の作品ですよね。 今回のテーマは「街」だったんじゃないかな。舞台となっている街の雰囲気が人とか場所とか食べ物とか水とか、色々なものに置き換えられていると感じました。 充実して…

思考ーアーキフォーラム:藤村龍至

togetter 「歴史」と題してこれまでの経緯を語る。大きくとらえると、1995年以後とそれ以前を相対化し、過去の都市と建築の関係をふまえ、現在にどのような思索をすることが出来るかということであったか。具体的な内容としてはTRAJとしてのフリーペーパー、…

思考ー豊島美術館

瀬戸内芸術祭に行った時に豊島美術館へ。設計は西沢立衛建築設計事務所。遠くからでも目立つ白いコンクリートのかたまりが木々の中にある様子は不思議な感じがした。設計者がコンセプトとしている滴という自然的なものというよりも宇宙船のような未来的なも…

嗜好ー瀬戸内国際芸術祭

瀬戸内の島々で行なわれているアートのイベントへ行って来た。 何かと話題なだけに、有名観光地化してしまったかのような光景は本来の島の姿とは違うんだろなぁと思うけれど。色々と美しいものに出会えてよかった。 一番好きだったのは男木島 山のような島に…

思考ー古代出雲歴史博物館

訪れるのは2回目。2度目もやっぱり周辺環境である大きなランドスケープを高さを抑えたボリュームが受け止めるような構成にうなづいてしまう。 自然と建築との間に人のふるまいが起ころ余白がしつらえられているようなそんな構成。あれだけ思い切った「引き…

嗜好ーbook更新

本棚

思考ーLRAJ in DESIGNEAST01

DESIGN EAST01特別バージョンのLIVE ROUND ABOUT JOURNAL。ゲストは石上純也氏、タイトルは「ARCHITECT ARTIST」togetter 石上氏の近作のプレゼから討議という流れであったが、氏の近作の圧倒的なパワーというか密度によって、会場は批評的な空気をなかなか…

思考ーDESIGN EAST MAINTALK01

Nathaniel Corum 氏と椿昇氏によるトーク。モデレーターは山崎亮氏であった。タイトルは「持続可能なシステムを」。togetter 世界人工の90%の満足に暮らせていない人々のためにデザインが何が出来るのか。富裕な人々のために建築を考えて来たこれまでの姿勢…

思考ーグラントワ

前々から見てみたかった、体験してみたかった建築。 予想とは少し違っていた種類の衝撃を味わいました。 まだまだこんな建築が建てられる(かもしれない)し、いい空間を心地よく感じ、上手に使うリテラシーをたくさんの人が持ってるんじゃないかと思えた。 …

試行ー本の記憶

読んだ本は本棚に並ぶんだけれど、それを電脳記憶に起こせないかなと思っています。試しに。 http://www.bossabooks.jp/cafe/myshelf.html?id=6710 サイドバーにもあるんだけれど。

試行ー公園探索;中小阪公園(東大阪市)

大きな地図で見る 三角の敷地だけに、まちの中というか道が集まってくる場所という感じがする。 屋根があったり、丘のように地面に窪みがあったりする。そこに人が座っている様子も。 塀もフェンスも無く建物(住宅?)と隣接しているとこともおもしろい。 …

島根

島根には何度か行ったことがある。これが3度目くらいか。なんとなく車に乗って、とりあえずある建物を目指して西へ行った。南からぐるっと島根1周。 じっくり味わいながら回ったからかもしれないけれど。好きな土地だなと実感した。故郷に似ていることが理…

思考ー土地の自慢を語ること

旅行に行くのが好きだけど、何で旅行に行くのだろう?と考える。 旅行に行かなくても情報を得ることは出来るんだけれど。と思うこともあります。でも、基本的に身体を動かしていることが好きな自分は結局どこかに出かけてしまう性分。そうして足を踏み入れた…

思考ーパブリックといえ

いつも気にしているつもりだけど、コンペへの挑戦も関係してパブリックな場所について考えている。パブリックというカタカナを安易には使いたくないなと思っているけれど、現時点ではこの言葉が一番近いと思うので使っている。 で、何でこのタイトルなのかと…

変化

社会人になってからの環境の変化に対して自分の心と身体が反応してきている(良い意味でも、悪い意味でも)気がする。そんな時に思うことは「耐える」必要があるってこと。楽しんでいられないのなら、そんな仕事やらないほうがいいじゃん。とかつては思って…

六甲枝垂

設計は三分一博志建築設計事務所。 展望台という機能に、パッシブ建築という新しいパラメーター加えたことでこの建築はそこにある意味を持ち得ていると感じた。それには、六甲山の平均気温が北海道などの寒冷地と同等であるという読みが入っている。 葉脈構…

試行ー公園探索:梅田阪急オフィスタワー

ここは公園じゃなくオフィスビル。でも、空間の質としては公園と同じような場所になっている。都市を見下ろすことが出来ることと、居場所の選択肢が限りなく多様な家具の設えによって、この場所は人の居方が刻一刻と変化する場所となっている。「お金を払わ…

ホヅプロシンポでの思考

「いま、建築に何が可能か」 山崎亮さんの問題提起で始まった。この問題提起がこのシンポジウムの根幹であるし、重く感じているいないは別にして建築界のネックとなっていることではないかと思う。その問題提起とは「人口減少、新築減少の時代に建築家はどう…

試行ー公園探索:中野北公園

大きな地図で見る

試行ー公園探索:前田公園(兵庫県芦屋)

大きな地図で見る 住宅地の合間にある。 木が生い茂っていて、川が流れている。 公園というとある程度広い空間を思い浮かべると思うのだけれど、ここはそうではなく基本的に木々の間の道が公園でるといった感じ。 小さな川と小さな小屋があって、とても静か…

公園についての思考

新しい場所に住み始めてから公園がやたら気になる。いや、頻繁に目にすると言った方が正確か。 公園が面白い場所だと感じるようになっている。僕が感じた公園の特徴を列記してみる。 ・それぞれに個性がある。 規模が様々なのはもちろんであるが、比較的広い…

アーキフォーラムでの思考

アーキフォーラム今期2回目のゲストは山梨知彦さん(日建設計)「BIMは誰のための者か」 BIMの紹介をしながら、建築業界の今を語る。業界の常識と社会の常識のズレ。構造的不況。山梨さんの語りによって自分の中ではっきりしたBIMの利点は3Dで模索出来るこ…

N&Nトークショーでの思考

D&Dで中谷ノボルさんとナガオカケンメイさんのトークショー Arts&Craftsの活動とHOSTEL64の活動について語っていた。中谷さんだけではなく、Arts&Craftsの社員の方々も加わり活き活きとした活動の様子が語られるのを見て、仕事ではなく活動なんだろうなと感…

紙を見て、思考

竹尾ペーパーショー キーワードはproto-「原」、紙本来のあり方、そこに秘められた可能性と紙が持つ真の力を実感する。体験型のペーパーショー「紙が紙であることの意味に迫る」とパンフレットにある。 紙だけではなく、物質が物質であり、そこにありそう見…

ソウルでの思考03

梨花女子大学キャンパスへ、設計はDominique Perrault Architecte師匠の良い意見も聞いていたので、楽しみにしていた。教室だけでなく、物販店舗や映画館、銀行なども含めて地中に埋設し、その真ん中に大きく空間が開けられている。 大学という人が集中的に…

ソウルでの思考02

サムスン美術館へ。設計は、マリオ・ボッタ、レム・コールハース、ジャン・ヌーヴェルの3人。個々の建築に関連性はエントランスが共通しているというくらいしか見られず、個々が設計しているという感じ。 坂を上っていったことろにこの美術館はある。坂を上…