思考ーDESIGN EAST MAINTALK01

Nathaniel Corum 氏と椿昇氏によるトーク。モデレーターは山崎亮氏であった。タイトルは「持続可能なシステムを」。togetter
世界人工の90%の満足に暮らせていない人々のためにデザインが何が出来るのか。富裕な人々のために建築を考えて来たこれまでの姿勢を変え、弱者のためにデザインが出来ることは多くある。というメッセージの基にNathaniel氏によって紹介された事例は土地にある素材や、リサイクル素材を用いていたり、その土地に伝承された建物の形をうまく引き継いだりと、建築の作り方も従来とは全く違ったものであった。
でも、Architecture for humanityが行なっているような活動に感じるのは建築家の立場の新しさではないか。現地にいって何ヶ月も暮らしながらその土地の問題を考え、その土地に馴染みながら建物を考えていく。そして、建物を作るためのデザインではなく、作ること、どうやって作るのかを伝えるかのようなデザインであるということ。これはopenarchitectureの話題とつながり、建物の生産自体も変化すべきというメッセージととらえられた。
オープンソースと資金源の手法はリンクしていた。iphoneアプリなどによって、事業への支援者を全世界から集めるということだ。そういった活動さえも建築家、もしくはデザイナーの役割としているのがArchitecture for humanityの活動であり、こういった建築家の活動は高まりつつあるのだろう。
これまでとは違った。いや、気付いていなかった建築的思考のターゲットが生まれつつあるのかもしれない。それは生まれなければいけない状況なのだろう。



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