変化

 社会人になってからの環境の変化に対して自分の心と身体が反応してきている(良い意味でも、悪い意味でも)気がする。そんな時に思うことは「耐える」必要があるってこと。楽しんでいられないのなら、そんな仕事やらないほうがいいじゃん。とかつては思っていた。建築で仕事することはいつも楽しいと思い続けていた。でも、能力が無い自分をある自分に変えるためには、無いという現実と向き合う必要がある。能力だけでなく、知識がない自分と向き合うことは当然、おもしろくない。
 そんな現実と向き合ったからといって休んではいられない。具体的な思考を求められる時間と、主体的に抽象的思考を続けることの並行関係をうまく保つ必要がある。今の自分にとって具体的思考とは仕事であり、抽象的思考はコンペにトライしたり、モノを見て考えることである。
 なぜ、そんなことが必要なのかははっきりとわからない。でも、将来に自分を否定するためではないか。となんとなく思う。「今の自分はここがダメだからこう変わらないといけない」ということを見つけられる日が多分来るんだと思う。楽しむために、という気持ちは変わらない。