紙を見て、思考

竹尾ペーパーショー
キーワードはproto-「原」、紙本来のあり方、そこに秘められた可能性と紙が持つ真の力を実感する。体験型のペーパーショー「紙が紙であることの意味に迫る」とパンフレットにある。
紙だけではなく、物質が物質であり、そこにありそう見えることはどういうことなのか。
質量、体積、厚みなど物質の持つ数値(それは人間が定義しただけなのかもしれないけれど、僕らはそれを言葉で理解している)が触覚、視覚などを刺激して柔らかい、硬いといった手触り感などを得ている。そういった一連の回路を意識させられたような気がした。
トイレットペーパーの展示に小さな子どもが原始的に反応しているのを見てそう思ったのかもしれない。
それにしても昨年は行ってないが、今年は製品展示をいうよりメッセージ色の強い展示だったな。係の人の客に対する対応の良さも好感を持てた。
里紙、ファーストヴィンテージという紙をメモ。