嗜好ー瀬戸内国際芸術祭


瀬戸内の島々で行なわれているアートのイベントへ行って来た。
何かと話題なだけに、有名観光地化してしまったかのような光景は本来の島の姿とは違うんだろなぁと思うけれど。色々と美しいものに出会えてよかった。


一番好きだったのは男木島

山のような島に漁村集落が貼り付いているような村の出来方をしている。島に入ると、まず家々の屋根のラインが段々に連なる光景が目に飛び込んで来てとても美しい。起伏ある村の中をあるいていると度々生みに向かって開ける視界が美しい。犬島でも同じような美しさを感じたんだけれど、男木島はもっと密度と角度がある感じ。

男木島で展開されているアートも楽しかった。島の中での物理的距離を音を使ったコミュニケーションでつないだり、島の生活道具を表現媒体としたり、その場所でしか見られないものがあるということはその場所へ行く価値があるということ。シンプルにそれは大切だと思う。


他にも、小豆島、女木島、豊島と行ったけれど、それぞれに美しく、楽しかった。人が集まり過ぎていること、自分もその一員であることにうんざりすることも感じたけれど、自然と土地の人々はそんなことケロッと包み込んでしまうのかなぁとも思ったり。たくさんの人が美しいものを見ることは悪いことじゃないよな。