2010年を振り返る

2010年はどんな年だったか。
修士論文と社会人1年生という大きなくくりが出来る。
修士論文は設計者として4月を迎えた自分にとって、建物が使われる現場の一端を知るという意味でいい経験になった。この経験が直接活かされる機会があるかどうかわからないけれど、自分の中に大切に留めておきたい。先日、論文の調査現場から感謝のお言葉をいただいたという知らせを受け、とても嬉しく思った。
4月に働き始めてからはとても早く時間が過ぎていった気がする。これまでの人生で経験の無い時間の流れの速さだった。自分の為に使える時間の短さから来るのだと思う。設計の現場で仕事をするということにとても充実した気持ちを感じていた一方で仕事以外の動きの少なさに反省する日々が多かったように思う。これは来年の課題だな。仕事に関する反省はあげればきりがないが、自分らしさを発揮出来るようになるというのが、日々から数年先へ向けて大きく反省する所だ。
今年、訪れた場所は、カンボジアソウル、国内では島根瀬戸内、が印象残っている。
カンボジアの水上生活者の暮らしに環境と生活の密接な関係を感じ、韓国では文化的なエネルギー(特に年配者)を感じた。
来年も色々な所に行って、自分の世界を広げられればな、と思う。
学生の頃に研究以外に行なっていた製作活動は「楽しんだ」ということから将来にはつながらないのかもしれないけれど、自分の為にいい経験だと思っている。


2010年は学生から社会人へという大きな転機の年だったのかもしれない。でも、そんなに大きく変わったという感じはしない。もう変化に慣れてしまったからなのかも。目標をシンプルに持って日々を過ごすという気持ちは変わらず持ち続けたい。


さて、2011年はどんな年になるか。
間近に迫る目標として一級建築士がある。日々の積み重ねを自然と出来るようになりたい。来年は大きな決断をする年かもしれないということも予感している。すでにほぼ決まっているんだけれど、決断するような。
先日、大学時代からの良友と会って確認したこと、「遠い先を見るために、毎日を大切に過ごす」当たり前のことなんだけれど、どう大切にするかっていうことをきちんと考えながら過ごしていく年にしたいと思う。


よいお年を