KOOZA-見せることと魅せること

先日曜日は中之島へシルクドゥ・ソレイユの「KOOZA」を観に行った。
命綱を着けず、身体能力で人を魅了する技に身震い、感動しました。
能力の凄さはもちろん120%感じたんだけれど、「魅せる」ことへのこだわりを強く感じた。パフォーマンスに使う機器の部材一つ見ても「細いな、大丈夫か?」と思わせる。太い部材を使った方が機器は安定するし、使う側の利点は多いはず。移動するミニステージにも移動機構のためのラインやらなんやらはステージ上には出てこず、全て隠蔽されている。パンフレットのアートワーク一つを見ても感じるこだわりと美しさ・可愛さがあるからこそ、これだけの人を魅了するんだろうな。
舞台空間なんだからもちろんなんだけれど、シェル構造で無柱空間を実現する、その鉄骨部材の控えめさや空調ダクトの良い意味で荒々しい見せ方にもおぉと思ったり。誰もそんなところそんなに見ていないんだけれど。やっぱり大切なんじゃないかなと思ったり。