謹賀新年


今年もよろしくお願いします。

遅くなったが、昨年を振り返りながら、今年を見つめます。
昨年のiCalを見ていると、1月から3月までは就職活動の関係がぎっしり。その結果がどうだったかは今年の4月からの自分次第である。4月からMOK-UPと修士論文のための調査が始まっている。9月、10月に妹島氏のワークショップが始まり、一ヶ月と少し邁進した。建築を、デザインを考えるとてもいい機会であった、離島で限界集落という舞台も自分にとってよかったと思う。それ以降はまた研究に没頭しながら、色んなことを経験してきた。昨年見たもので印象に残っているのは、小舟木エコ村、始めて見た藤森建築であるねむの木美術館と秋野不矩美術館、坂さんの紙の資料館、菊竹さんの東光園、清家さんの豊雲記念館、日土小学校、などであろうか。
建築を学び始めてから、教育者を両親に持つことから教育施設に対して何となく敬遠してきた気持ちがあったのだろうか、修士論文の題材に教育施設を選んだときの強い興味を振り返ると、なぜ卒業設計に選ばなかったのか不思議であるが、(そういえば学部時代の小学校の設計課題もかなり楽しんでやっていたのに)教育施設に対して強い興味を持ち始めた年でもあった。その興味の発端は簡単に言うと、「自己形成段階の子ども時代の大切さ」と「子どもを育てることによる地域の団結」という二つのトピックが浮かぶ上がる。自分の周りの環境に目を向けると教育との縁を感じずにはいられないし、これからも考えていきたいテーマである。それも含めて、暮れに見た日土小学校はとても良かった。
さて、今年である。今年はまず修士論文の提出が迫ってくる。そして、就職。自分にとって大きな転換点となりながらも、それだけではなく、気持ちの継続も図っていきたい。うまく緩やかに緊張感を保っていきたいものです。