日土小学校

年末、お世話になっている方に連れて行ってもらい日土小学校に行った。
「川に迫り出した学校」「docomomo20」であるという知識しかなく、行きの車で新建築の花田先生の記事を必死に読んだ。
そんな勉強の甲斐はなく/あり?、ただそこにあるまちと建築に感動した。
まるで欧州のどこか(行ったことないけど)のように傾斜のきつい山間のまちにその小学校はあった。
2色の緑とピンクと空色という、現代ではとても勇気のいる配色、たくさんの開口部や光庭から入ってくる光、木造だからこその柱ピッチがとても心地いい廊下空間を生んでいた。
何より、「こんな小学校で小学生時代を過ごしたかった」と思えること、先生がとても自慢気に小学校のことを語っていたことが印象的だった。
建築の雑誌に載ったり、専門的な所で話題になるのもとても重要だけど、いかにその建築が建っている場所に大切にされるのかということも重要だと思った。あのとき感じた清々しい気持ちは建築を学んでいるとかいないとか関係ないだろう。