マンハッタン


今月のa+uの特集はマンハッタングリッド。
マンハッタン島に行ったのはもう3年前か。錯乱のニューヨーク読みながら飛行機に乗って行ったの覚えてます。
MoMAとかグッゲンハイム、シーグラムビルとか建築の体験ももちろん忘れてはいけないんだけれど、体の感覚として忘れられないのは、あのグリッドの持つとんでもない方向性だった。直角のグリッドがもたらす方向性が無い方向性みたいな。歩いているとどこに向かっているのかわからなくような。当然建物が落とす影の均一さは完璧に近い。
街は人を表す。街によって人は変わるのかもしれないけれど、人がパワフルだった。英語の喋りが速過ぎるのかも。(ウォーターを聞き取れなかったことを今でもいじられます)
あらゆる刺激がどっとやって来て疲れたなぁ。確か。


a+uの中で面白かったのは、マンハッタンと東京の比較。同程度の規模なのに、マンハッタンの方が緑が多い。それはセントラルパークがあるから。まさに都市のヴォイドという感じだった。ダイハードでも象徴的に扱われてますもんね。
マンハッタンの街がどこか人間的に思えたのは、公園の存在があるからだと思う。


色々と思い出しながら、建築雑誌a+uを見ていた。200年の歴史の節目に特集された記事からはとんでもないマンハッタンも当然ながら古くなり代謝していくんだなということ。