距離と時間


「ツーリング行って来たんですか、何時間くらい走ったんですか?」「えっ?ツーリングの成果としては普通走った距離を聞くやろ!?」
僕が最近経験したやりとり。時間を聞いたのは僕。思い出してみると確かに時間を聞いたことは変な感じだな、とも思う。
なんで時間を聞いたんだろう。
僕は走る時、いつも距離は測らない。「片道30分で行ける所まで行こう」という風にその日の目標を定める。なんで距離を測らないか。あんまり意味がないと思っているからか。


全く関係のない話かもしれないけれど、距離を大切に考えると色んなところに無理が来ると思っている。距離を稼ごうとするならば僕の今までの人生はこうではなかったはず。浪人して大学に行って、大学院にまでいっている。あきらかに距離は伸びていない。
時間をかけること。それは、時間に対する距離を求めないこと。ただでさえ効率を考えてしまいそうになるから、そうしたいと思っている。才能ある者はジャンプして距離を稼ぐのかもしれない。自分はそうではない。
「これだけの時間でこれだけの距離か?」と思わないようにしたい。「とりあえずこれだけの時間をかけてやる」そう思っているくらいがちょうどいい気がする。