DESIGN EAST 02-現在建築史研究会


DESIGN EAST02


DESIGN EASTでのBARイベントのひとつにビール飲みながら参加。
東京を中心に行なわれている。学生とオトナでの建築史勉強会とのこと。twitterでそういう活動があることを知っていたけれど。その内容を目の当たりにして驚きました。
・問題意識が的確・明確であること(自分も共感できることが多い)
・だからこそ歴史への見方がリアルに感じられる
・発表者が自分が選んだ言葉で客観的に語ろうとしている
・知的なオトナが交わることで議論のドライブが瞬発的に起っている


歴史に関して興味がありながら弱さを感じている自分にとって、はっきりやられたな。やばいなと思わされました。


特に面白かったテーマ
・建築家の作品にみる切実なサクセスストーリーズ
住宅→公共施設→海外進出という、ある意味で理想系とされているサクセスストーリーが本当かどうかを建築家の作品歴をもとに批評しようとする。
設計料に関する興味にも共感した。


・ワークショップ評価委員会
1980・1990年代以降、盛んになってきた設計手法であるワークショップのありかたをワークショップとアウトプットの関係において問い直す。
モダンダンスにワークショップ手法を取り込んだアンネ・ハルプリンを引用する手法を提示。すごい。
プロポ等で設計段階でワークショップの開催が条件になることは多い。でもそれは本当にオープンエンドな設計手法になっているか、共感されていることが安易に評価されることへの問題意識はとても現代的。それを学生が気付いているって。。


とても刺激的な時間だった。大学で先生を前にして学ぶよりも多くのことを学べそう。やばいよ、大学の先生たち。
複数で歴史を議論することの価値はやっぱりあると思う。