[□memo]小さな巨人


姉に子どもが産まれたので、ご対面しに帰郷。


27年間の人生の記憶のあるうちに産まれたての赤ん坊というものを見たことがなかったので、とてもとてもショックな体験だった。


まず、とても小さい。当然のことだけど、1週間前まで姉のお腹の中にいたその子は僕の想像していた半分くらいの大きさだった。
ひたすら生きようとしている。母乳を飲み、寝る、排泄する、ただそれだけのことを繰り返す小さな身体を見ていると、これが自分と同じ人間なのかわからなくなる。目的はただ生きることだけ、そのために動いているという感じ。


糸井さんが「目的」について書いていたけれど、僕も目的を見つけようと必死になる人間であることは自覚している。それでないと自分が駄目になるような不安を抱いてしまう人間である。でも、そんなことしなくてもいいのかもしれない。
生きるということがどういうことなのか、あの小さくても大きなエネルギーの持ち主が考えさせてくれるのかもしれない。