敵をつくる

とある機会があって、昨年参加した授業「アートイベント企画WS」の今年の学外でのプレゼを聞きにいった。
場所は京阪のなにわ橋駅。新しくできた中之島線ですね。
プレゼンはおもしろかった。さらに終わった後の打ち上げが刺激的だった。


様々な方が来られていて、学生はもちろん。演劇をやられている社会人の方、神戸ファッション美術感のキュレーターの方、お世話になった先生方。
普段とは違った場所に踏み込むときはの不安感と開放感はたまらない。間違いなく自分に何か入ってくる。
この日心に残った言葉は「敵をつくる」ということだった。
敵とは、自分より経験値や知識量、アイデア量が多い人のこと。つくるとは戦うこと、戦うというのは持論を持つということ。
この日は「手紙」や「電話」の話になる。コミュニケーションに関して育った状況が現在30歳を過ぎている世代と私の世代では違いがある。では「それについてどう考え、いかに活かすのか」という問いを即興でたてられた。具体的なことがすぐには出て来なくて、抽象的なことばかりを言ってしまう自分。そこで“大人”からは「まだまだだな」と。

今考えてみると、自分の世代を、携帯などのツール顔を合わせないコミュニケーションに頼り始めた世代であると仮定してみると、頼らないことの良さを知っている世代であるということも言える。では、その世代が子どもたちのコミュニケーションをいかにデザインしていくのか。そこにテーマがあるように思う。不便な方法を推進するのではなく、いかなるコミュニケーションにいかなる価値があるのかを伝えること。
結局、抽象的な考えでしかないか。。