光の教会


安藤さんの建築は規模の大小で違う性格があるように思える。それは建築の根本的な差異であるのだけれども、規模が変わっても共通されているものがあるからこそ、浮き彫りにされてくるような体感的な違いを感じる。大きな規模では幾何学的な感じ方が強いのだけれども、規模が小さくなるとそれがより感覚的になる気がする。この教会に関しては洞窟のような感覚が強かった。導線のコントロールなどにより、もっと幾何学を感じるのかなと思っていただけにいい意味で裏切られたようであった。