鳥取ー島根

7月18日から20日、電車と船にゆられ鳥取、島根へ。コンセプトはめったに行かない場所に行く。
まず、電車を乗り継ぎ、境港へ。地のもの、美味い海鮮を食べる。交通手段を限定した旅にしたので、土地を歩き、地元の人たちが乗るバスに乗った。観光客が多い電車にも地元の高校生が乗っている様子はいいなぁと感じた。多くの観光地は非日常であふれているけれど。


ほとんどの建物が平屋でできている街並。

雲がとても近い。
境港から隠岐の島へのフェリーに乗る。船内は床に寝転びながらの乗船、床にござを敷いている人も。隠岐の島では天気にめぐまれなかった。自然の表情の変化が島の印象を決定づけたし、自然の大きさ、手に負えなさを感じた。ただ単に大きいと。


二日目は菊竹清訓さんの設計による東光園に泊まる。自分の身分に合わないグレードのホテルかもしれないが、背伸びすることで享受できる感覚があった。

こんな写真を撮っていて彼女に笑われる。できるだけこういう目を持たないように努めても難しい。美術館でも作品を見るべきだとわかっているんだけど。
旅行中、たくさん雨が降ったようで(僕らはあまり雨には降られなかった)、帰りの電車から増水している川が見えた。山や川、自然はいくら見ても飽きないと私は思っているのだけれど、それは刻々と変わる表情のためであるし、自然の脅威の一端であるのだろうなと感じた。やはり、電車旅はいい。