勉強会


学校での勉強会。
テーマは[fassion photograph][白井晟一][アーツ&クラフツ]
なんともまとまりがなくいい感じ。
僕は[アーツ&クラフツ]を発表。


写真について、予想よりもおもいろい議論が起こったことに少し驚き。
簡単に言ってしまえば「見る」だけであるそれは。
「見る」からこそ、個々の感じ方の相違を受け入れる。それが魅力なんだろうなと思った。
人にスポットをあてた写真を見ていない自分にも気づく。
(この前写真集が欲しくなったが買わなかったアール・ヴリュットくらいか)
人の写真はやはり、眼球に目がいく。


白井晟一はぜんぜん知らなかったから、純粋に勉強になる。
建築をつくる暗黙の枠みたいなものをいつのまにか引いてしまってるとしたら、彼はそれをひょいと超えているようなイメージを持った。
建築は本来、柔軟なものではなければならないのだろうけど。その柔軟さはどこへでもいける自由ではない。
設計者のエゴのように感じる空間に立ったときどのような感じがするのだろう。


僕はアーツ&クラフツの思想にからめて、現代を考えるという議論をふっかけ、たかった。
アーツ&クラフツ運動の根本にある思想には「その時代の悪しきものを正すために人々の生活をよくするための芸術が、デザインがある」
というものなのだと思えたときに、では資本が大きな力を持っていて、その危うさも見えてきている現代において。
大きな流れを見つめ、善くしていくために、イギリスで生まれた思想は何か僕らのヒントになるかもしれないし、学べるかもしれないと思った。
自分の中でも色々なことが曖昧で、まだまだだけど。
理解を深めたら、またどっかでふっかけたい議論ではあるなと思った。


プレゼンになるとまたまた慌ててしゃべりだす自分にがっかり。あれじゃあ伝わるものも伝わらない。


周りで卒論生が作業をしている。自分の時を思い出す。
あのときより自分は自分を冷静に見られるようになったかな。
がむしゃらに狭い視野でやっていたあの頃をそんな風に思い出す。