日曜日

stmd2007-09-11



愛知県へ行ってきた。
青春18切符をもらったので、有効期限内に使おう。

目的は基本的には、調査と建築を見ること。
まずは、最大の目的地、谷口吉生設計。豊田市美術館へ。


駅から歩いていく。
なんと!!裏からアプローチしてしまった。
正面からのドキドキを楽しめず。
中を通りながら通ってないつもりで、正面へ


まず、ピーターウォーカーのランドスケープと建築のファサードが目に入る。
ランドスケープのことは、よくわからないが、学校のランドスケープの先生が否定する理由はみあたらなかった。
平面的だからだろうか。
建築のヴォリュームのプロポーションがいいなぁと感じる。
素材とヴォリュームが手を組んでいた。
大袈裟に思うエントランスは谷口さんの建築ならではか。
外観を一通り見る。
まちとの関わり方にうなづく


内部に入る。
企画展は「シュルレアリスムと美術」
芸術を語る言語は持ってない、マグリッドの多次元に共感。


いよいよ、常設展部分へ。
いままで経験した、谷口建築とは、違う印象と同じ印象が重なる。
この美術館でやろうとしたことは、各領域を構成するということよりも、
ボックスを乳白色のスキンで包むということだったのかもしれない。
予想していたのとは、少し違う結果に残念ながらも、ここから見つけられることを探そうと思う。

豊田だけではもったいないので、時間は遅いが明治村へ向かう。
明治村。。。あそこは何を目的に作られているのだろう。よくわからない。


F.L.ライト設計の帝国ホテル(正面玄関)へ
どっしりとしたヴォリューム、重心が低い。ライト得意の水平性を感じる。
あそこまで、ディテールに細工のある建築にはやはり力がある。
しかし、ディテールだけではなく。大きく建築の輪郭を追ってみても面白い。
光の取り入れ方にも、うなる。明暗の演出が気持ちいい


建築を見て、感じたことを言葉にしようとすると、自分の力の無さを実感する。精進しないと。
自分の血にできそうな旅だった。