SD Review 2011


SD Review 2011


リアルって何か。そんなことを考えた。
「設計中、施行中である」という条件で選ばれた作品群を見ているうちに、「実現性が魅力」を持っているかという尺度を見ながら見ようと思った。
実現可能性は技術力や状況によって変わるのである意味誰にも評価出来ないと思う。では、自分なりに感じる実現可能性を定めて、その実現可能性を乗り越えることの魅力を作品から感じようと努力した。


今年は、リアリティを感じる案が多く、魅力的な案も多い。目的がシンプルなものにひかれたんだけれど、作るということに向かう時の自然な行為ではないかと思う。かといってそれが一つの建物で終わるのではなく、拡張するような意図が読み取れる。


建築を実現させること、空間をつくることってシンプルなんだと改めて。


SD Review はやはり若手の登竜門。建築をやっている者であれば意識せざるを得ない。
さて僕は27歳。学生の時と違った目線でプロジェクトを見るだけではダメ。次へ行かないと。