犬島


瀬戸内海にある島で小豆島よりも西側に位置する島である。訪れるのは2回目。前回の目的は三分一さんによる精錬所、今回はワークショップの敷地見学ための集落見学である。
前回にも集落は少し歩いて、面白いと感じていた。前回にも薄々思っていたことだが、色々な高さから入っている景色が刺激的である。下と見たり、上を見たり、色々なものが見えてくる。歩いていても景色の展開がある。歩いていても飽きないのである。

さて、ワークショップの課題はこの集落全体を敷地としてアートプロジェクトを行う場(美術館)を設計することである。おそらく、大文字の美術館ではなく、集落全体を敷地とした点在的なイメージのものになりそうである。(この意識に縛られたくもないけれど。)課題のテーマは「素材、カタチ、風景」つまり建築の外見である。この敷地に対して外見の洗練に挑み、議論することでどのような経験ができるか。そう捉えると楽しそうではある。
今回、集落を訪れたときからなぜか水面に映るものが気になっていた。何故かはわからない。