経済ってそういうことだったのか会議
- 作者: 佐藤雅彦,竹中平蔵
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2000/04
- メディア: 単行本
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元財務大臣でもあった竹中さんと「だんご」で有名な佐藤さんが経済について語る。
内容は経済学的には基本的なものなんだろう。(無知な私からすれば全てが新鮮)
しかし、わかりやすくこれからに対して示唆的に語られる。
Economicsはギリシャ語のOikonomikos(共同体)から来ている。
経済の理論は共同体の理論であるという。
印象に残ったのは、「投資と消費」についての議論の中で、
「教育」が消費にカテゴライズされていること。
教育の未来に期待しないと、教育の価値を見失うのでは。と思ったりする。
個人個人があっての共同体であり、その意思が反映されての経済であるなら。
経済がもつ意思に対して疑問を唱えることは不毛なのかもしれないとさえ思えてくる。
しかし、文化や価値観を含めた自分がそれを納得できないとしたら。
経済が導いていく先を疑うことも必要だと思えてくる。