だんち

stmd2008-07-19


解体予定の団地の一室をインスタレーションの空間にするというプロジェクトが進んでる。


内部を解体することから始めるのですが、キッチンがどうできているのかにさえ、ほ〜と思います。


少し、大工に見習いというかお手伝いに行ったことはあるけれど、
建築ができている仕組みを知らないことを痛感。


こんなことも知らずにデザインがどうの言ってていいんだろうか。

畳をはがして、床もひっぺがす。この体験はけっこう大きい気がする。


何より、汗を流しながらの作業は嫌いじゃない。
高校生のとき、大工を目指そうとした自分の判断の方があっていたのかもしれない。

この団地(浜甲団地というんですが)隣の住棟にはまだ住民が住んでいるのに、ぼくらが使っている棟は解体されます。
僕は十分使える気がする。実際使っていない者が言うのは反則ですが。
木の窓枠と白い壁の相性がいいし、手すりを塗り直したりするだけでも変わると思うが、北側には新しいマンションが建ってます。


新しいものだけが豊かなのか。どうすれば、豊かになることを考える方が「心」が豊かになる気がする。
現実をただ受けいれるだけじゃなく、ただ否定するのでもなく、疑問をもって、場合によってはノーと言えるようになりたい。