大阪ー仙台ー福島ー栃木ー東京ー静岡ー大阪


大分経ってしまったが。3月8日ー12日にいった旅の記録を。


卒業設計も終わり、時間がたっぷりあった、ある夜。
青春18切符でいこう」という先輩からの鶴の一声。
気づけば次の日、朝6時大阪発の電車に乗ってた。

3月8日
17時間かけて仙台へ。漫画喫茶で寝る。


3月9日

大崎八幡宮



卒業設計日本一決定戦。
僕の作品は全く評価されなかったけど、大きな事件があった。


3月10日
朝から福島へ移動



さざえ堂
2重螺旋のスロープで、上がる道のりと下がる道のり分けられている。
スロープを歩いている間、頭上で足音が聞こえるのは不思議な経験。
上がっていくだけという、特異な用途を持った建築。



熊野神社長床
柱だけで構成される空間。
以前「間」で日本建築は構成されているという本を読んだが、少し実感したか!?
雪がかなり降っていたが、建築はそんなことおかまいなしに堂々としていた。


3月11日
栃木へ、隈研吾さんの建築めぐり



那須歴史探訪館
床の石がかなり好き。落ち着いていて、存在感があった。地元の芦野石というらしい。
建築の構成をつくる。個々のデザインにもうなる。



石の美術館
石の積み方は4パターンあったようだ。
それが、インテリアも作っている。環境的な疑いはもったが。素材感というのはやはり建築を強くする。
クロスが貼られた空間ばかりで過ごす、今の僕たちには大切なことなんだろうな。



馬頭広重美術館
自然との融合。ということをよく建築家は言うけれど、成功している例なんて少ないんだろうな。
光の使い方がすごくきれい。
インテリアにまで、ルーバーのルールを適用することに疑いはあったのだろうか。



ちょっ蔵広場
石の下に鉄板をかませ、さらに軸を通すという、構造の頼りなさには?がでるが。
バンドの練習の音がもれていたり、立ちビールがいたり。駅前広場としてはいい感じ。



グリーンシェルター
駅前広場の開発の一端として、これから進んでいくのだろう。
これに、ツタがからまるとめずらしい光景になりそう。


隈さんの建築は、オーナーの愛を知った。
話かけると、建築のうんちくがどんどん出てくる。
そして、帰り際には笑顔で送ってくれる。いいオーナーに出会えた建築はハッピーだ。


3月12日
静岡へ

資生堂アートハウスに寄る。
平面だけで、あれだけ豊かな空間を生みだしてしまう吉生さんはすごい。
外部との関係。部屋と部屋との関係。空間に常にかけ算が起こってるみたいだった。


電車での移動時間はかなり多かったけど。
その間、5冊本を読む。これも貴重。
帰るとさすがに疲れてたみたいでぐっすり寝た。