美術館と作品


国立国際美術館へ。

世界制作の方法
を観る。70年代生まれのアーティストによる空間作品。面白い作品盛りだくさん。
日常に溢れる物に対する視点に独創性を見いだす。という共通性を感じる。


空間作品にとって美術館という場所は本当に必要か?と思いました。別のフロアで開催されていた
中之島コレクションズ
のように、まとまった空間に作品を展示するという形式にとって美術館という存在はとても重要なのかなと思う。
それは空間に空間を内包する前者と空間に作品を内包する後者という違い。
現代美術にとって本当に美術館は必要なのか。


はたまた
アンリ・サラ
の展示がB2階で展開されていた。展示空間(フィルムアートといえる)はもちろん限定されるんだけれど、吹抜け空間に音が漏れている。それによって、限定された空間が拡散されているような心地になる。無料スペースから展示への期待感を促す。


1980年代に現われたインスタレーションという手法から芸術の方向が新たな手法を模索している時に展示空間も新たな方法論を必要とされている気がする。