やなぎみわ

やなぎみわの「婆々娘々」展 in国立国際美術館
やなぎみわの作品を実物で見るのは初めてであったが、本来時間の断片を見せるのが写真であると思うが、一枚の写真から時間が広がるような作品だなと全体を通して思った。
マイ・グランド・マザーズ
老女という人間のもつ性質が一枚の写真に長い時間を感じさせる。それは老いに対して直感的にその人の人生を感じるからだろう。作り方を後で知って驚いた。おもしろい。
寓話シリーズ
モノクロ写真の生々しさが会場構成と一体となって迫ってくる。陰影が多くのことを語っていた。
ウィンドスウェプト・ウィメン シリーズ
ヴェネチア・ビエンナーレで日本代表として発表された作品。展示構成と見方を工夫しないといけない映像の見せ方がおもしろい。がよくわからないなというのが正直な感想。若い肌よりもしわのある肌のほうが動きがあって若々しく見えることもあるなと思った。
総じて、おすすめです。僕が行った日は地下2階は無料で見れました。