コーラス

stmd2008-10-09



フランス映画「コーラス」を見る。
親が自宅で育てられなくなった施設の中の問題児たちが、合唱と出会って進むドラマ。
内容はとにかく、思ったことがある。


映画で、でてくる建築は全体像が見えないことが多い気がする。
この映画でも、教室、こどもたちが寝る部屋、校長室、中庭、そして象徴的な舎監の門。
以外は、ほとんど出てこないし、それらがどう繋がっているのかはあまりわからない。
外観がでてくるのも、少しのシーンだけ。


これは、建築オタク的な見方なのかもしれないけれど、それが、この建築の寂しさや、感情を増幅させるような気がした。
閉じこもっていて、そこに明るさはない。
こどもたちが本当にはそこになじんでないような感じがした。


そういえば、映画ではこういうことって多いのかもと思った。